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「流行はしか合戦」
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「流行はしか合戦」/36x42cm
人の体に入って乱をおこし、麻疹に従う軍団は、麻疹の症状から名付けられた「あせかき暑中くはくらん太」、「あつかり罹病の太良」、「かんの虫蔵」、「せきの出太良」、「はらいたん太」、「逆上のぼせの助」が大暴れしている。「うさい角蔵」、「升麻葛根湯」、「救命丸薬」、「熊の胆」などが攻めかけ、快方に向う。しかし、ぶりかえすので75日は毒だち(身体の害になるものを避ける)をする。峠が過ぎて、麻疹勢も医者や薬種の大軍に攻められ、敗北し、広い世界へと追い払われ、遠い国へと退いていく話である。
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E00089:くすり博物館収蔵資料集(4) はやり病の錦絵 P.54
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