「はしか手当てのこと」
「はしか手当てのこと」/文久2年(1862) 16x82cm
体を冷したり、夜ふかし、灸治、入湯など体に負担をかけるようなことはしてはいけないとし、食して悪いもの、よいものをあげている。また、麻疹の毒が残って下痢などをすることを「麻後痢」といい、くれぐれも気をつけるようにとし、蒼朮、センキュウ、細辛などを焚いたものをかぐと麻疹にかからないし、なっても軽いとしている。
E01923:くすり博物館収蔵資料集(4) はやり病の錦絵 P.90