「麻疹送出しの図」
「麻疹送出しの図」/芳幾画 文久2年(1863) 40x25cm
麻疹神を大きな童子として描き、その顔や手足に斑点をたくさんつけている麻疹童子がいる。水飴や汁粉など麻疹の食べて良いとされた食物によって、竹の棒で担がれている図である。童子は大きな桟俵にのせられ、御幣が立てられ鏡餅が供えられていて、江戸の神送りを描いたものとしても貴重な絵である。
E22507:くすり博物館収蔵資料集(4) はやり病の錦絵 P.62