懸場帳
懸場帳/文政7(1824)年 35x14cm
明和2(1765)年に設けられた反魂丹役所では、行商人の身元や製薬の吟味を行う一方、全国の行商圏を21組に分け、既得権の侵害を禁じるなどの措置を講じた。これが「懸場帳」を生みだした。「懸場」とは、行商人の受持販売区域のことである。
K01194:目で見るくすりの博物誌 P.49