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「流行病(りゅうこうびょう)追討(ついとう)戯軍記(おどけぐんき)」
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「流行病(りゅうこうびょう)追討(ついとう)戯軍記(おどけぐんき)」/安政5年(1858) 33x43cm
「狐狼利疫病の守(ころりえやみのかみ) 平忌成(たいらのいやなり)」を大将として、「手足冷太郎脈無(てあしひえたろうみゃくなし)」、「死骸番四郎朝迄(しがいばんしろうあさまで)」、「破良痛之守煩嘔(はらいたのかみむかつき)」、「葬礼続九苦労朝従(そうれいつづくくろうあさより)」などの疫病軍が暴れまわって、数万人の人々が亡くなる。それに対して「施薬虎之助頭諸人為成(せやくのかみとらのかみみなひとのためなり)」を大将軍として、「鐘馗札之門張(しょうきあやのかみかどはる)」、「煩来長床助助命(わずらいながとのすけたすかろ)」らが疫病除の軍を結成して、ようやく9月半ば頃に平和が戻ったという戯作である。
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Q00028:くすり博物館収蔵資料集(4) はやり病の錦絵 P.98
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