「流行時疫 異国名コレラ」
「流行時疫 異国名コレラ」/安政5年(1858) 31x43cm
時疫はコレラのことである。フランス船の医者からの伝えられた話では、ラシャやうこん木綿などで腹を二重に巻くと良いとか、芥子の粉を入れた湯に両足を浸すべきとある。また、お茶に焼酎をいれ、砂糖を少し加えて飲むとよく、風にあたらないようにして、ラシャなどの布に焼酎をつけてこするとよいとしている。
Z16135:くすり博物館収蔵資料集(4) はやり病の錦絵 P.105