日本初の“蚊学”入門イベント Japan Mosquito Festival:『ぶ~ん蚊祭ーもっと知ろう蚊の世界』開催

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2019年8月8日掲載

ぶ~ん蚊祭で展示された蚊のモニュメント

 JAGntd運営委員長・長崎大学客員教授である一盛和世先生を実行委員会代表とする、 Japan Mosquito Festival:『ぶ~ん蚊祭ーもっと知ろう蚊の世界』が、多くの専門家や企業、団体の協力のもと、2019年6月29日、30日に日本科学未来館で開催されました。当社も、本イベントの趣旨に賛同し、ブースでの展示を通じて“蚊学”を広める機会に協力しました。イベントは非常に盛会となり、2日間で約3,000名の方が来場されました。

1.ぶ~ん蚊祭の背景(主催者発表)  
 世界的に蚊が媒介する感染症はいまだ多く発生しており、特に熱帯・亜熱帯地域で猛威を振るっています。近年ではグローバル化や地球温暖化に伴い日本でもこれらの感染症の輸入例や国内流行が報告されており、蚊の生息地も広がっています。これらの蚊の分布や蚊媒介感染症の広がりには、社会的要因や環境的要因、さらには人びとの行動様式、文化、知識、考え方などが複雑に影響しあうため、蚊と人間の関わりを考えてみることは重要です。
 このような背景のもと、蚊を病気媒介生物としてばかりでなく、蚊から派生する多面的な世界を“蚊学”として捉え、専門家のみならず一般の人びとの関心や興味を高めてゆく機会をつくりたいと考えました。

2.ぶ~ん蚊祭の内容
 会場は、塗り絵や折り紙などで遊ぶことができる「エリア1:蚊と遊ぶ」、蚊の種類・分布から、蚊が媒介する病気まで色々学ぶことができる「エリア2:蚊を学ぶ」、虫除けの使い方から地域社会での活動まで蚊との闘い方を知る「エリア3:蚊と闘う」、飛んでいる蚊やボウフラの動きの観察、実験ができる「エリア4:蚊を探る」、人間社会に生きる蚊について様々な専門家の講演を聞く「エリア5:蚊を考える」の5つに分けられ、各エリアに大人から子供まで楽しめる様々な展示や体験コーナー等が設けられました。

3.エーザイブースでの展示
 当社では「エリア2:蚊を学ぶ」にて、蚊を媒介して感染するリンパ系フィラリア症(LF)のグローバル制圧プログラムへの協力に関し、治療薬であるジエチルカルバマジン(DEC錠)を必要な国へWHOを通じて無償で提供していることを紹介するとともに、情報を時間の流れと共に映写し動かすことのできる“触れる地球儀”「スフィア」を使っての展示を行いました。スフィアでは、製薬企業による世界への薬剤供給とLF制圧状況の経時変化、およびデング熱等を媒介する原因となるヒトスジシマカの生息地域分布が時間経過とともに世界に拡大する様子を映し出し、子供たちを中心に多くの方々に触れて、学んでもらうことができました。

エーザイの展示ブース
  当社では、イベントや講演会の機会を積極的に活用し、LFをはじめとするNTDsや三大感染症に関する情報発信を行っています。より多くの方に知ってもらうことにより、これらの顧みられない疾患が、顧みられるものとなり制圧が加速することを目指します。今後も、国内外のパートナーと連携することにより、NTDsや三大感染症の制圧に向けてより一層取り組みを強化していきます。

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